【ルノー カングー 改良新型】ゼンは7割、アクティフは3割程度を見込む

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ルノー・カングー ゼン
ルノー・カングー ゼン 全 12 枚 拡大写真

9月28日より販売が開始される新型ルノー『カングー』は、これまでのモノグレードから、2グレード体制での導入となる。

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グレード名「ゼン」(フランス語で冷静、落ち着きの意)は、これまで導入されていたものと同じ仕様で、オートエアコンやオートワイパーをはじめ、ボディ同色のバンパーなどが装着される。そして、今回新たに導入される「アクティフ」について、ルノー・ジャポンマーケティング部商品・広報グループチーフマーケティングマネージャー のフレデリック・ブレンさんは、「フランス語で活発、活動的という意味で、カングージャンボリーなどのユーザーイベントでの声から、ニーズや要望が強いことから導入に至りました」と話す。

具体的にはブラックフロント/リアバンパーやマニュアルエアコンなど装備を簡素化することで、ゼンよりも価格を20万円下げ214万8千円とした。ブレンさんは「イベントでカングーを見ると、何かしら手が入っており、ユーザー一人一人がクリエーターだと感じました。そこでアクティフは、豊富なアクセサリーなどで、自分なりのライフスタイルに合ったマイカングーが作れるように導入したのです」と経緯を述べる。

カングーはルノー・ジャポンの販売台数のうち6割弱を占めており、そのうち7割をゼンが、残り3割がアクティフになると予想している。ブレンさんによると、「ルノーブランド以外からの新規ユーザーはゼンを購入すると考えています。黒バンパーなどのベーシックな装備のアクティフは、カングーユーザーや、他のルノー車ユーザーの方が理解しやすく、道具感を持ってカジュアルに使いこなせると思うのです」とし、ルノー(全体)からカングーへの代替率は2割程度であることから、「アクティフは少し多めの3割と見積もりました」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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