日産 NV200バネット のイエローキャブ仕様、メキシコで生産開始

自動車 ビジネス 企業動向
メキシコ工場で生産が開始された日産 NV200バネットのイエローキャブ仕様
メキシコ工場で生産が開始された日産 NV200バネットのイエローキャブ仕様 全 3 枚 拡大写真

日産自動車の米国法人、北米日産は8月24日、米国ニューヨーク市のタクシー、「イエローキャブ」に採用される日産『NV200』(日本名『NV200バネット』)の生産を、メキシコ工場で開始した。

同車は、米国ニューヨーク市の「タクシー・オブ・トゥモロー」プロジェクトで選ばれた1台。フォードモーターの『トランジットコネクト』、トルコの自動車メーカー、カルサン社の『V1』を抑え、ニューヨーク市民の一般投票などを経て、未来のタクシーに選出されたのが、日産NV200バネット。

NV200のイエローキャブ仕様は、タクシーに求められる快適性を追求。それに加えて、次世代タクシーに相応しいコネクティビリティや観光客向けのエンターテインメント装備を充実。

室内は、大人4名の乗客に十分な居住性と、荷物スペースを確保。スライドドアには補助ステップと手すりが装備され、乗降性が高められた。床はフラット設計。ナビゲーション表示もできる巨大なモニターを装備。また、後席乗客専用のエアコン&ヒーター調整システムを導入。パソコンなどが接続できるUSBポート、ニューヨーク中心部にそびえ立つ摩天楼が見渡せるパノラミックルーフも採用された。

日産はニューヨーク市に、NV200バネットのイエローキャブ仕様を10年間に渡って、独占的に納入することが決定済み。日産NV200バネットは2013年秋から、米国ニューヨークのタクシー、イエローキャブとして営業運転を開始する予定。今回、これに備えて、メキシコのクエルナバカ工場において、同車の生産を開始。

同工場では、主にピックアップトラックを生産中。日産は、他車の生産や組み立て品質に影響を与えることなく、製造ラインを改修。北米日産は、「タクシー専用車のスムーズな生産体制を構築した」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る