タイ、第2期エコカー政策始動 小型車製造に優遇税制
エマージング・マーケット
東南アジア

第2期「エコカー」政策は、欧州の自動車排気ガス規制「ユーロ5」に対応し、燃費が燃料4・3リットルで走行距離100キロ以上(1リットル当たり23・3キロ以上)の排気量1300cc以下のガソリン車もしくは1500cc以下のディーゼル車が対象で、2014年3月末までに申請し、2019年末までに生産を開始、生産開始から4年目以降、年間10万台以上生産することが条件となる。投資額にも規定があり、第1期で認定を受けたメーカーが生産を拡大する場合は50億バーツ以上(工場用地取得費、運転資金を除く)、初めて申請する場合は65億バーツ以上の投資が要求される。認定を受けた事業は法人所得税が6年間免除されるほか、設備・機械の輸入関税が免除される。タイの部品メーカーの開発への投資もしくは支出が5年間で5億バーツ以上の場合は法人所得税免除がさらに1年、8億バーツ以上の場合はさらに2年、延長される。
エコカーをタイ国内で販売する場合の自動車物品税率は17%で、2000cc以下の乗用車の30%、乗用ピックアップトラック(PPV)の20%より低く設定されている。
「エコカー」政策は軍事政権下の2007年、タイを自動車の製造輸出拠点として発展させ、国内の消費者に低価格、低燃費、低公害の自動車を提供することを目的に導入された。第1期では日産「マーチ」、「アルメーラ」、ホンダ「ブリオ」、三菱自動車「ミラージュ」、「アトラージュ」、スズキ「スイフト」、トヨタ「ヤリス」など8モデルが認可を受けた。
《newsclip》
【注目の記事】[PR]
ピックアップ
アクセスランキング
- 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
- ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
- レクサス『LS』現行型、最終モデル「ヘリテージエディション」米国発表…250台限定
- 新車でも中古車でもない“第3の選択肢” ガリバー発の新ブランド「リメイクカーズ」誕生
- メルセデス・マイバッハ『Sクラス』に「V12エディション」、100年続くV12エンジンの伝統に敬意…世界限定50台
- 三菱自動車、次世代技術搭載のコンセプトカー発表へ…ジャパンモビリティショー2025
- トヨタ『GRカローラ』に2026年型、米国は2グレード展開で今秋発売へ
- いすゞとUDトラックス、コンセプトカー「VCCC」など世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
- レクサス『RZ』、ジェイテクトの「Libuddy」搭載ステア・バイ・ワイヤ採用
- トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない