スズキは、14年ぶりに全面改良した軽トラック『キャリイ』を9月20日から販売開始すると発表した。田村実副社長は8月29日に都内で開いた発表会で「最低限なくてはならない商品で、これをしっかり売り切っていく力をつけなければいけない」と述べた。
田村副社長は「定番商品、最低限これは置いてなければいけないという商品はある。それは軽トラックであり、ボンネットバンであり、今でいうと日本の車のかなりスタンダードの形になってきた『ワゴンR』、それから居住性のあるハイト系といわれるモデル。軽トラックも最低限なくてはいけない」と説明した。
また「業態は確かに変わってきて例えば牛乳配達などは少なくなっているように感じる。それでも軽トラックをお使いの方は大勢いらっしゃる。また各地方においても必ずなければならない商品。そうした商品を我々が販売していく力がどれだけあるかというのが私達の今後のバロメーターになる」と強調。
「これをしっかり売り切っていく力をつけなければいけないと思っている。非常に重要な商品と位置付けている」との考えを示した。新型キャリイの年間販売目標台数は5万5000台。