ケーヒンは8月30日、メキシコ子会社のケーヒンメキシコが本格稼動を開始したことを発表した。
ケーヒンは、米州での生産能力拡大と競争力向上を図るため、米州における6番目の四輪車用製品の生産拠点として、昨年よりメキシコ子会社の本格稼動に向け準備を進めてきた。
ケーヒンメキシコは当初の予定より2か月前倒しし、7月よりスロットルボディ用部品やスプールバルブの量産を始めており、8月から北米向けに納入を開始した。
今後は、労働コストの優位性を活かし、インテークマニホールドを拡大が見込まれるメキシコ国内向けに供給するほか、スロットルボディやスプールバルブを好調な北米をはじめ南米など世界各地にも供給していく。
ケーヒングループでは、拡大する新興国での新車需要に対応するため、インドネシアにおいて二輪車・四輪車製品を生産する第二工場を新設、量産開始に向けて準備を進めるほか、インドにおいて二輪車製品を生産する第三工場の建設を進めるなど、グローバルでの供給体制を整えていく。