メルセデス Aクラス 新型、フィンランド企業への委託生産を開始

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新型メルセデスベンツ Aクラス
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ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは8月30日、新型『Aクラス』の生産の一部を、フィンランドのバルメットオートモーティブに委託するという契約に基づき、その生産を開始したと発表した。

バルメット社は、1951年にフィンランド政府によって設立された国策企業。第2次世界大戦で旧ソビエト連邦に敗れたフィンランドは、ソ連への戦争賠償のため、さまざまな工業製品を生産する必要に迫られた。そのため国内の重工業メーカーを束ねて、バルメット社を結成したのだ。

その自動車部門が、バルメットオートモーティブ。古くはスウェーデンのサーブから、サーブ『90』や『900カブリオレ』を受託生産。最近では1997年から、ポルシェから、『ボクスター』の生産の一部を受託。『ケイマン』を含めたボクスターシリーズの累計生産台数は、20万台を突破している。

メルセデスベンツの新型Aクラスの販売は好調。同車の生産はドイツ・ラシュタット工場で行われているが、需要増に対応するため、ダイムラーは2012年7月、バルメットオートモーティブに生産の一部を委託することを決定。

ダイムラーは2013‐2016年にかけて、10万台以上の新型Aクラスの生産を、バルメットオートモーティブに委託する計画。ダイムラーのAndreas Renschler生産担当取締役は、「我々のコンパクトカーは、大成功を収めている」と述べた。

《森脇稔》

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