8月のトヨタ中国新車販売、4.2%減…2か月連続の前年割れ

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トヨタ RAV4 新型
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トヨタ自動車の中国法人は9月2日、8月の中国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は約7万2100台。前年同月比は4.2%減と、2か月連続で前年実績を割り込んだ。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する買い控えの動きが広がった。

トヨタの中国新車販売も、その影響で減少。2012年後半の前年同月比は、9月48.9%減、10月44.1%減、11月22.1%減、12月15.9%減と、前年割れ。2013年1月は前年同月比23.5%増と、大型休暇の春節要因で7か月ぶりに前年実績を上回った。その後、2月は前年同月比45.7%減と大きく落ち込み、3月は11.7%減、4月は6.5%減と、3カ月連続で前年実績を下回っていた。

2013年5月、トヨタの中国新車販売は、前年同月比0.3%増と4か月ぶりに回復。6月は9.1%増と、2か月連続のプラスとなった。反日デモ後の販売の落ち込みから、脱した形。しかし、7月は3.5%減、8月は4.2%減と2か月連続のマイナスに。ただし、8月の落ち込みは、新型『RAV4』の投入を控えていたことが大きい。

トヨタの2013年1-8月中国新車販売は、前年同期比5.3%減の約56万4600台。トヨタは2013年、中国で前年比7%増の90万台以上の新車販売を目指している。

《森脇稔》

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