三菱重工、台湾電力からGTCC発電所の建設を受注、最新鋭M501J形ガスタービンを供給

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三菱重工、台湾電力からGTCC発電所プロジェクトを受注
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三菱重工業は、台湾のエンジニアリング・建設最大手のCTCIと共同で、台湾公営の台湾電力から大規模な天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所建設プロジェクトをフルターンキー契約で受注した。

取扱商社は三菱商事。今回受注したのは、最新鋭M501J形ガスタービンを中核機器とするGTCC発電設備3系列からなるトンシャオ発電所向け。運転開始は2016年9月~2017年6月の計画。

M501J形ガスタービンは、三菱重工が独自開発した60Hz用最新鋭機。2009年に開発を完了し、国内電力に採用されて以来、昨春には韓国の4つの発電所向けに計10基を連続受注した。受注累計は今回の台湾向けも含め22基。

トンシャオ発電所は、台湾の長期電源開発計画に基づいて、台湾電力が台北市の南西約150kmに位置する苗栗県に、既存プラントを撤去して新たに建設する。GTCC発電設備3系列はM501J形ガスタービン6基、蒸気タービン3基のほか、排熱回収ボイラーや発電機などで構成する。出力総計は260万kW。

三菱重工はガスタービン、蒸気タービンなどを製作・供給し、CTCIが土建・据付などの現地工事を手掛ける。発電機は三菱電機が製作する。

三菱重工は2003年、台湾電力から出力総計420万kWという当時世界最大のGTCC発電設備をダータン発電所向けに受注したほか、2011年にも出力各80万kWのリンコウ石炭焚き超臨界圧火力発電所1~3号機の建設プロジェクトをCTCIと共同で受注している。 

《レスポンス編集部》

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