韓国の学生、“アルマジロ型”EV発表…狭い路地は車体を折り畳んで走行

エコカー EV
KAIST(韓国科学技術院)の学生チームが発表したアルマジロ-T
KAIST(韓国科学技術院)の学生チームが発表したアルマジロ-T 全 1 枚 拡大写真

韓国の学生が、新しい折り畳み式EVを発表して、話題になっている。そのネーミングは『アルマジロ』というからユニークだ。

このEVは8月21日、KAIST(韓国科学技術院)の学生チームが発表したもの。正式名称は、『アルマジロ-T』で、コンパクトシティコミューターEVを提案した1台。

学生たちは、交通量の多い都市部の道路で、いかに効率良く駐車できるかをテーマに、新型EVのアイデアを出し合った。そして着目したのが、動物のアルマジロ。

アルマジロ-Tは狭い場所などでは、車体を折り畳むことが可能。通常、全長は2800mmだが、折り畳むことで、1650mmへと小さくなる。一般的に駐車スペースは1台約5mが必要だが、アルマジロ-Tは3分の1で済む。アルマジロが敵に遭遇した場合、背中を丸めて小さくなり、身を守る動きにヒントを得たという。

EVとしての基本性能も良好なレベル。モーターやバッテリーのスペックは未公表だが、最高速は60km/h。1回の充電で最大100kmを走行でき、充電は急速チャージャーを使って10分と公表されている。

《森脇稔》

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