エアバスは9月4日、中国の航空交通管理局(ATMB)と国家の航空交通管理システムの近代化と、最新の航空交通管理(ATM)テクノロジーを履行する為の了解覚書(MoU)にサインを交わしたことを発表した。
エアバスと中国民間航空事業団(CAAC)のATMBによってサインされたMoUは、航空交通と収容能力、効率を改良することに焦点が置かれている。最高水準のATMテクノロジーとソリューションの履行は、エアバスのATM会社である『エアバス・プロスカイ』によって行われる。
今年開始されるMoUフレームワークによる4つのプロジェクトは
1. 航空交通の流通管理(ATFM)
2. 空港の共同的意志決定(A-CDM)
3. 成都市空港の許容量の査定とRNP AR(必要とされる必須ナビゲーションパフォーマンスの認可)をILS(計器着陸方式)の実施によって行う
4. 北京首都空港のILSのパフォーマンス改良
など。
「我々はATMにおける協力プログラムを、エアバスと共に本日開始することを喜んでいる。我々が今開始した4つのプロジェクトは、未来においてエアバスと我々の幅広い協力関係の為の道を整えるものだ」とCAACのATMB総裁であるワン・リヤ氏は語った。