【フランクフルトモーターショー13】ポルシェのPHVスーパーカー、918スパイダー…量産モデル初公開

自動車 ニューモデル 新型車
ポルシェ 918スパイダー の量産モデル
ポルシェ 918スパイダー の量産モデル 全 10 枚 拡大写真

ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは9月9日夜(日本時間9月10日未明)、ドイツで開催されたフランクフルトモーターショー13のプレビューイベント、「フォルクスワーゲングループナイト」において、『918スパイダー』の量産モデルを初公開した。

918スパイダーは2010年、コンセプトカーとして発表。ポルシェはその後、市販に向けた研究開発を進めてきた。そして今回、コンセプトカーの発表から3年を経て、量産モデルがベールを脱いだ。

918スパイダーは、プラグインハイブリッド(PHV)システムを搭載したスーパーカー。レーシングカーの『RSスパイダー』譲りのV型8気筒ガソリンエンジンは、排気量が4.6リットル。最大出力は608ps/8700rpmを発生する。ポルシェによると、リッター当たりの出力は約132psで、ポルシェの自然吸気エンジンとしては最高。

918スパイダーは、このV8エンジンに2個のモーターを組み合わせたPHVシステムを搭載。それぞれのモーターの最大出力は、フロントが130ps、リアが156ps。エンジンとモーターを合わせたトータル出力は、887psとなる。トランスミッションは7速PDK。

二次電池は、蓄電容量6.8kWhのリチウムイオンバッテリー。918スパイダーは、「Eパワー」と呼ばれるEVモードを備え、最大約30kmをゼロエミッション走行できる。EVモード時の0-100km/h加速は7秒以下、最高速は150km/h。また、軽量なCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)採用により、車両重量は約1634kgに抑えられる。EVモードの効果で、欧州複合モード燃費は33.3km/リットル。オプションの急速チャージャーを使えば、充電時間はおよそ25分。

ハイブリッドの走行モードは、「ハイブリッド」、「スポーツハイブリッド」、「レースハイブリッド」の3種類。レースハイブリッドモードでは、0-100km/h加速2.8秒、最高速345km/hのパフォーマンスを実現する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る