競争法違反でMASとエアアジア、公取委が罰金…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

日本の公正取引委員会に相当するマレーシアの競争委員会(MyCC)は6日、マレーシア航空(MAS)と格安航空のエアアジアは競争法に違反したとして、それぞれ1,000万リンギの罰金支払いを命じた。両社は30日以内に不服を申し立てることができる。

MASとエアアジアは2012年1月から4月までの間、クアラルンプール発着のクチン、コタキナバル、サンダカン、シブ線について、市場を分け合うこと目的とした協定を交わしたが、委員会は「市場分配は消費者の利益を代償に、競争を制限し、ゆがめるもので、競争法違反とみなされる」との判断を示した。委員会から罰金を言い渡されたのは両社が初めて。

委員会は、協定期間中の両社の売り上げを根拠に罰金額を決めた。いずれも売り上げの10%以下だという。

エアアジアは委員会判断に不満で、全面的に争う構えだ。

小栗 茂

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  6. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  7. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  8. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  9. ジープの小型SUV『アベンジャー』、発売2年で20万台受注…電動車比率は66%に
  10. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る