【フォード クーガ 試乗】10km/リットル超えの燃費と使い勝手の良い室内…石川真禧照

試乗記 輸入車
フォード クーガ 内装
フォード クーガ 内装 全 12 枚 拡大写真

コンパクトSUVが世界各国で流行の兆しを見せているという。欧州の各メーカーもこのクラスに力を入れている。

【画像全12枚】

『クーガ』はフォードの欧州拠点で、初めてゼロから開発されたSUV(フォードはスマートユーティリティビークルと呼んでいる)。2008年に初代が登場、今回のこのモデルが2代目になる。ワールドカーなので生産は北米だけでなく、スペイン、中国、ロシアで行われている。ちなみに日本仕様はスペインからだ。

2代目は初代とホイールベースは同じサイズだが、ボディは全長が950mm長く、幅と高さは10mmスリムになった。しかし、パワーユニットは直5の2.3リットルから最新の直4、1.6リットルターボに変更、ミッションも6速ATを採用した。安全面でも、追突防止自動ブレーキや車両安定を助けるRSC(ロールスタビリティコントロール)を装着している。この新ユニットは2000回転あたりからアクセルオンでのエンジン音がやや大きくなるものの、トルクも2000回転から立ち上がるので、運転していての楽しさは味わえる。

燃費に関しても、6速には65kmから入るので、中・高速域での燃費は実走行で、10km/リットルはオーバーする。ちなみに100kmでのエンジン回転数は2200回転だった。

新設計の電動パワーステアリングは低速域では軽く、車速が増すと重めになる。サスペンションはやや硬め。ファミリーカーとしてはスポーティな乗り味と言える。

クーガの良さはまだある。室内が使いやすいのだ。特にリアシートはフロントシート背もたれにテーブルが内蔵され、飲み物を置けたり、パソコンを置ける。床面もほぼフラットで、試乗車は大きなガラスルーフを装備していたので、明るく、広々としていた。リアゲートはバンパー下のセンサーにつま先を反応させると、自動的に開閉するハンズフリー・パワーリフトゲートをクラス初採用。これは便利な装備だ。フォード独自のマイクロソフトとの共同開発によるシステムも使える。

地味な存在だが、フォード・クーガは実用性が高く、走りも楽しめるコンパクトSUVと言える。価格は340万円から。9月7日からの発売だ。

■5つ星評価
パッケージ:★★★★
インテリア:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
おすすめ度:★★★★

石川真禧照│自動車生活探検家
日刊自動車新聞社を経て1971年からフリーの自動車評論家。1982年、I.W.オフィースを設立、自動車を中心としたメディア活動を開始する。自動車を生活の道具として捉える評論を得意とし、「自動車生活探検家」を名乗る。

《石川真禧照》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『セレナ』次期型は2028年登場か!? 第3世代e-POWER搭載へ
  2. 四輪事業で苦戦のホンダ、三菱自動車からタイ生産の『トライトン』をOEM供給へ[新聞ウォッチ]
  3. ポルシェ、新型ミッドシップスーパーカーをプレビュー…「ミッション S」10月15日発表へ
  4. カロッツェリア「楽ナビ」新型13機種、11月発売へ 業界初・最大6年間の自動地図更新も
  5. 「カッコよすぎじゃないですか?」米国ホンダのSUV『パスポート』、2027年日本導入にSNSでは期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  4. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
  5. ◆終了◆ 10/7 自動車パワーエレクトロニクスの進化と今後の方向性~次世代電動パワートレーンはどこへ向かうのか~
ランキングをもっと見る