【フランクフルトモーターショー13】ポルシェ 918スパイダー、ニュルで市販車最速…6分57秒

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ポルシェ  918スパイダー
ポルシェ 918スパイダー 全 4 枚 拡大写真

ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェが9月10日、フランクフルトモーターショー13で初公開した918スパイダーの量産モデル。同車がドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、最速ラップタイムを記録したことが分かった。

これは9月11日、ポルシェが明らかにしたもの。9月4日朝、ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(1周20.6km)に2台の918スパイダーを持ち込み、ラップタイムを計測。その結果、ポルシェのワークスドライバー、Marc Lieb選手が、6分57秒のタイムで周回したという。

ポルシェによると、このタイムは、レーシングカーを除いた公道走行可能な市販車としては、世界最速。ドイツのGUMPERT(グンペルト)社が2009年8月、『アポロスポーツ』で打ち立てた7分11秒57を、15秒近く上回った。

また、主要自動車メーカーの記録では、クライスラーグループ・ダッジブランドのスポーツカー、『バイパー』のスパルタン仕様、『バイパーSRT10 ACR』(アメリカンクラブレーサー)が2011年8月、7分12秒13のタイムを計測。その前には、レクサス『LFA』の「ニュルブルクリンクパッケージ」が7分14秒64を達成。2012年5月には、日産『GT-R』の2013年モデルが、7分18秒6を刻んでいる。

918スパイダーは、プラグインハイブリッド(PHV)システムを搭載したスーパーカー。レーシングカーの『RSスパイダー』譲りのV型8気筒ガソリンエンジンは、排気量が4.6リットルで、最大出力は608ps/8700rpmを発生する。

918スパイダーは、このV8エンジンに2個のモーターを組み合わせたPHVシステムを搭載。それぞれのモーターの最大出力は、フロントが130ps、リアが156ps。エンジンとモーターを合わせたトータル出力は、887psとなる。トランスミッションは7速PDK。0-100km/h加速2.8秒、最高速345km/hのパフォーマンスを実現している。

《森脇稔》

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