ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、メルセデスベンツ『コンセプトSクラスクーペ』をワールドプレミアした。
コンセプトSクラスクーペはメルセデスベンツの最上級サルーン、新型『Sクラス』の2ドアクーペ、『Sクラスクーペ』を示唆したスタディモデル。現時点ではコンセプトカーだが、近い将来、市販されるのは確実。
メルセデスベンツが、コンセプトSクラスクーペで重視したのが、美しさ。4ドアセダンのSクラスとは異なり、2ドアクーペはパーソナルな1台。フルサイズの大型クーペはメルセデスベンツの伝統でもあり、その伝統に従い、コンセプトSクラスクーペでは、美しいデザインを追求している。
流麗なフォルムを持つコンセプトSクラスクーペのボディサイズは、全長5050×全幅1958×全高1409mm、ホイールベース2945mmと、堂々の大きさ。ロングノーズのボンネットはキャラクターラインとパワードームが特徴。サイドのベルトラインは、高い位置に配された。
インテリアは、ダイナミックなラインを強調した仕上げ。ダッシュボード中央には、新型Sクラス同様、12.3インチの大型モニターを配置する。エアバッグのパッケージの見直しにより、インパネの下部分のデザインが自在度を増したのも特徴。また、ダッシュドアの内側パネルはアルミ製とした。
フランクフルトモーターショー13のプレスカンファレンスには、ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長が登壇。「コンセプトSクラスクーペは、歴代Sクラスで最も美しい1台」と述べ、そのデザインに絶対の自信を示している。