西日本鉄道(西鉄)は9月12日、福岡都心部の同社の鉄道路線と路線バスが利用できるフリータイプの共通定期券「福岡都心ダブルパス」を、1年間の期間限定で導入すると発表した。通常のバス・電車乗継ぎ定期券に比べ約25%安くなる。
自由に乗り降りできるフリーエリアは、鉄道が西鉄天神大牟田線の西鉄福岡(天神)~高宮間。路線バスは既存の都心フリーエリア全域で、博多ふ頭(ベイサイドプレイス)や貝塚駅、箱崎駅東口、比恵、竹下駅西口、中央病院前、別府六丁目、城西三丁目、福岡タワー南口などの各停留所に囲まれた範囲で利用できる。
有効期間は1・3・6か月の3種類。発売額は1か月券が1万2000円、3か月券が3万4200円、6か月券が6万8000円で、通常のバス・電車乗継ぎ定期券より約25%安い。また、バスの福岡都心フリー定期券(1か月1万800円)の利用者は1200円を追加することで西鉄福岡(天神)~高宮間の列車が自由に乗り降りできるようになる。なお、同社のICカード「nimoca(ニモカ)」に書き込む形となるため、ニモカを所有していない場合は初回のみ500円のデポジットが必要になる。
発売期間は9月24日から2014年3月31日まで、設定期間は10月1日から2014年9月30日まで。博多バスターミナルや天神定期券発売所、六本松定期券発売所など福岡地区35カ所のバス定期券窓口で発売される。