【新聞ウォッチ】マツダ・小飼社長の“メディアミックス”「新型アクセラから海外展開まで」大いに語る

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マツダ 小飼雅道社長
マツダ 小飼雅道社長 全 9 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年9月17日付

●台風本州縦断3人死亡、5人不明初の特別警報 (読売・1面)

●運転手ATSスイッチ壊す、JR北ミス隠蔽図る (読売・34面)

●アクセラHV投入へ、マツダ、ガソリン車、燃費向上 (朝日・4面)

●マツダ,ミャンマー進出、ASEAN新車販売網完成へ、社長表明(毎日・6面)

●直球緩球、マツダ社長、小飼雅道氏、生産と販売の交流進める (産経・10面)

●小飼雅道マツダ社長、北米の販売力を強化 (東京・6面)

●日本企業、東南アジアに中核拠点「アジア本社」競う、タイ、トヨタ・日産周辺国生産を一括管理 (日経・7面)

●マツダ小飼社長に聞く、メキシコ工場増強検討へ、海外生産、5割以上へ (日経・9面)

ひとくちコメント

日本列島を縦断した台風18号で、3連休の最終日は、東海道新幹線や空の便などの交通機関が大きく乱れて、行楽地などで足止めを余儀なくされた人も多かったようだ。

東京五輪開催決定の話題もさすがに1週間を過ぎると影をひそめて、きょうの各紙は台風18号関連のニュース以外は“連休枯れ”の紙面となっている。

そんな中、自動車関連の話題として、読売を除く各紙が大きく取り上げているのが、6月末にマツダの新社長に就任した小飼雅道社長のインタビュー記事。各紙を読み比べると、共通しているのが「単独」であることと、インタビューの「日付」が掲載されていないことである。

さらに、“単独”のためなのか、各紙の見出しがマチマチであること。例えば、朝日は「アクセラHV投入へ、マツダ、ガソリン車、燃費向上」として、10月から国内で予約を受け付ける新型「アクセラ」の燃費が、排気量1.5リットルクラスのガソリン車では最高水準になる19.6km/リットルを達成したことを明らかにしたという。

記事の中でアクセラの燃費に触れているのは、毎日、産経も同様だが、毎日は「マツダ,ミャンマー進出、ASEAN新車販売網完成へ」とのタイトルで、成長が見込める東南アジア市場での存在感を高める海外戦略を中心に報じている。

また、日経は「メキシコ工場増強検討へ、海外生産、5割以上へ」。国内生産比率が高いマツダだが、国内の年85万台を維持しながら、海外事業を拡大し、黒字経営を定着させるという。

3連休明けの複数のメディアによるマツダ・小飼社長インタビューの集中掲載。その広報戦略の効果は、10月9日から開始する新型アクセラの予約販売の受注台数ではっきりする。

《福田俊之》

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