8月の中国新車販売、10.3%増の164万台…日系3社では日産が健闘

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新型 日産 ティアナ(中国仕様)
新型 日産 ティアナ(中国仕様) 全 3 枚 拡大写真

中国汽車工業協会は9月10日、中国における8月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は164万8900台。前年同月比は10.3%増と、6か月連続で前年実績を上回った。

8月実績の164万8900台のうち、乗用車は135万3200台。前年同月比は11%増と、6か月連続の前年実績超え。商用車は7%増の29万5700台。

日系メーカーの8月中国新車販売では、日産が前年同月比1%増の約8万6000台と、2か月連続で前年実績を上回った。これは主力セダンの新型『ティアナ』や『シルフィ』の販売が好調なのが大きい。また、SUV人気を受けて、『デュアリス』の販売も伸びた。

一方、トヨタは約7万2100台にとどまり、前年同月比は4.2%減と、2か月連続の前年実績割れ。ホンダは2.5%減の5万5553台で、3か月連続で前年実績を割り込む。トヨタは『RAV4』、ホンダは『アコード』が新型投入を控えており、モデル末期となったのが落ち込みの主な要因。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。その影響で日系メーカーは9月以降、新車販売が落ち込み、現在でも本格的な回復に至っていない。

中国の2013年1‐8月累計新車販売台数は、前年同期比11.8%増の1394万7600台。中国の2012年新車販売は、前年比4.3%増の1930万6400台。米国を上回り、4年連続で世界一に君臨している。

《森脇稔》

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