【福祉機器展13】自動ページめくり機、購入者の8割が欧州

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ダブル技研の自動ページめくり機(国際福祉機器展2013)
ダブル技研の自動ページめくり機(国際福祉機器展2013) 全 1 枚 拡大写真

文庫本から電話帳までほとんどの本を自動でページがめくれる機械「りーだぶる3」。しかも自由に角度がかえられるので、どんな姿勢でも気ままに本が読める。この機械が来場者の関心を呼んでいた。

製造するのはダブル技研(神奈川県座間市)で、産業用機械をつくっている会社だ。そんな会社が自社の技術を生かして面白いものをつくろうと、長岡技術科学大学と共同開発してできたのが自動ページめくり機だ。

10年ほど前に1号機を開発、その後改良を重ね、現在のものが3号機となっているが、これまで数々のコンテストで大賞を受賞している。年間の販売台数は約200台。ただ、その8割が欧州だという。

「それはもっともな話で、欧州の場合、購入者は全額補助を受けられるからなんです。日本の場合は補助がないので、36万円という価格は高いため、数が多く出ないわけです。今後は簡易版など安いものをつくっていく必要がある」と同社関係者は話す。

ただ、最近面白い現象が起きているそうだ。マンガ喫茶がこの機械に注目し、付加価値を高めるために導入したいという店が出てきているのだ。これには同社関係者も驚いている。

《山田清志》

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