今シーズン7勝目を狙うセバスチャン・ベッテルが、シンガポールGPでポールポジションを獲得した。
ベッテルはQ3の最初のアタックでマリーナ・ベイ・サーキットを快走し、タイムに自信を持つあまり、その後レッドブルのガレージを出ることはなかった。
だがメルセデスのニコ・ロズベルグが100分の9秒差にまで迫り、彼のこの決定はもう少しで裏目に出るところだった。
ロータスのロマン・グロージャンもまたこのタイムに迫ったが3番手に終わり、ベッテルの同僚であるマーク・ウェバーが4番手となった。
2009年の勝者であるルイス・ハミルトンが5番手となったが、キミ・ライコネンにとっては残念な1日となり、Q2で敗退した彼は13番手からスタートすることとなった。
2位のフェルナンド・アロンソとの差を広げたいと考えているベッテルは、彼のキャリアにおける41度目のポールを獲得し、一方のアロンソは同僚であるフェリペ・マッサの後方から2戦連続でスタートすることとなった。
さらにマクラーレンのジェンソン・バトンとトロ・ロッソのダニエル・リチャルド、そしてサウバーのエステバン・グティエレスが予選でトップ10を占める結果となった。