BEETフィリピン、三輪EVに日額課金するビジネスモデルをSBモバイルと共同開発

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三輪EV(E-Trikes)
三輪EV(E-Trikes) 全 2 枚 拡大写真

BEETフィリピンとソフトバンクモバイルは、フィリピンにおいて、モバイルネットワークを活用し、三輪EV(E-Trikes)に日額課金するビジネスモデル構築に向けた共同開発に合意したことを発表した。

BEETフィリピンは、開発途上国における電動車両普及実現のために、舶用電気機器メーカー大手の渦潮電機の100%出資により、2013年3月にフィリピン現地法人として設立。事業開発会社としてE-Trikesの技術開発、調達、製造、検査、販売、メンテナンスまで一貫して行っている。

現在フィリピンでは、サイドカー付き二輪トライシクル(商用タクシー)が350万台以上走行しており、車両から排出される排気ガスと騒音は深刻な問題となっている。これらの状況を改善するため、フィリピン政府はアジア開発銀行(ADB)の支援を受け、トライシクル電動化事業を創設。2017年までに現在走行しているトライシクルのうち10万台を電動化に移行するプロジェクトを開始した。BEETフィリピンは、同プロジェクトに向けてE-Trikesの供給を目指している。

トライシクルドライバーの多くは経済的理由により銀行口座が保持できず、ローンやリースを組むことができない。融資を得られないドライバーはトライシクルを保有できず、高額なレンタル代を日払いでオーナに支払い、トライシクルを借りて営業を行っているという。

BEETフィリピンでは、グループ企業が保持するVCU(車両制御)システムとソフトバンクグループの持つ顧客管理・課金システムの運用ノウハウを融合させ、E-Trikesを日額で課金するビジネスモデルを構築。、リースやローンが組めない多くのドライバーに対して電動トライシクルが利用できる環境の提供を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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