モナコに本拠を置くベンチュリオートモービル社は9月25日、米国ユタ州ウェンドーバーにおいて、ベンチュリ『VBB-3』を初公開した。
VBB-3は、EVによる世界最高速記録に挑戦するために製作。その開発は、2009年から協力関係にある米国オハイオ州立大学と共同で進められた。
ベンチュリは2010年8月、米国ユタ州ボンネビルにおいて、最大出力800psのモーターとリチウムイオンバッテリーを搭載したEVプロトタイプ、『ジャメ コンテント』を使用し、515km/h(平均495km/h)というEVの世界最高速度記録を達成。
今回、ベンチュリオートモービル社は、この記録のさらなる更新を目指して、進化したジャメ コンテントの3世代目モデル、ベンチュリVBB-3を開発。600km/hオーバーという最高速記録を目標に掲げる。
ベンチュリVBB-3では、モーターの最大出力3000ps以上へパワーアップ。2013年9月に米国行う予定だった最高速チャレンジは、悪天候のためキャンセルとなったが、同社は「2014年、600km/h超えを狙う」と説明している。