【JNCC 第6戦】シリーズ初の糸魚川、タフなレースを制したのは渡辺学

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
JNCC 第6戦 糸魚川
JNCC 第6戦 糸魚川 全 16 枚 拡大写真

全日本クロスカントリー選手権(JNCC) は、毎年なんらかの新しいフィールドを開拓することで、新鮮な楽しみをライダー達に提案してきた経緯がある。今戦6戦目(9月29日)は、まさに今年の一つの目玉でJNCC初のコース、新潟県シーサイドバレー糸魚川であった。

スキー場をベースとし、高低差の激しさがまるで空中レースのようなイメージを演出してくれる。

スキー場には珍しく、路面はハード。ある程度路面やスピードへの慣れが必要とされること、そして9月末とは思えない暑さでタフな1日となった。

ホールショットは西森裕一だったが、オープニングラップで矢野和都がトップへ。2周目には渡辺学がこれをパスするもの、2回の転倒で5番手へ転落。その隙に鈴木健二がトップを奪取する。

渡辺は持ち前のスピードで鈴木を追い詰める。給油タイミングなどでリードの変化がありつつも、次第に二人は距離を狭め、後半はまさにせめぎ合い。ラスト1周、いや、ゴールの直前まで抜きつ抜かれつの攻防。レースを制したのは渡辺であった。

前戦より乗り換えた『YZ250F』は、ライバルたちよりも1クラス下の排気量であり、この糸魚川ではパワー差が顕著。ハイスピードでほとんどが5速全開、上りの長さは20秒程度5速を維持するような強烈なものだったが、それでも渡辺は苦戦しながらも優勝を手にすることができた。3位は、ニューモデルの『KTM350EXC-F』に乗り換えた矢野和都だった。

《稲垣 正倫》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る