第一交通産業グループは9月30日、妊産婦向けのタクシー送迎サービス「ママサポートタクシー」の運用エリアに福岡市を追加すると発表した。10月12日から開始する。
厚生労働省が推進する「妊産婦にやさしい環境づくり」の一環として、送迎サービスを提供するもの。助産師による研修を受けた運転手約100人が対応し、吸水マットやバスタオル、使い捨てビニール手袋などの「助産師セット」を携帯する。
24時間365日、陣痛や予定日以外の急なアクシデント時の送迎サービスに対応するほか、定期検診や買い物時、出産後も利用できる。運賃は通常のタクシーと同じだが、利用に際しては事前登録が必要。登録費用は無料で、出産予定日の2カ月後に登録を解除する。登録された電話番号からの着信により、悪天候時や繁忙時でも優先的に配車する。
同グループの「ママサポートタクシー」は8月1日から北九州市・下関市エリアで始まり、その後札幌市と延岡市でも順次運用を開始している。