【CEATEC13】車をWi-Fiスポット化するHUAWEIの車載アクセスポイント

自動車 テクノロジー ITS
車載用Wi-Fiアクセスポイント。3Gに対応する
車載用Wi-Fiアクセスポイント。3Gに対応する 全 4 枚 拡大写真

HUAWEI(ファーウェイ)はCEATECの冠スポンサーになるなど、力を入れている海外企業だ。ブースのほとんどは「Ascend」シリーズなど新型スマートフォンの展示だが、通信モジュールなど本来のネットワーク機器やデバイスなどの展示も行っている。

日本ではまだ一般的ではないが、アジアなどではバスやタクシーの中でWi-Fiが使えるようになっていることが少なくない。HUAWEIの車載用のWi-Fiアクセスポイントは、まさにその機能を実現する。日本発売予定はまだないとのことだが、3Gに対応しており、車内をWi-Fiホットスポットにする。3Gなどモバイル網が整備された日本では、あまりニーズはないかもしれないが、GSMなど2Gが一般的でスマートフォンもWi-Fi利用が重要なアジア市場ではポピュラーな製品だ。

もうひとつは、ODBコネクタに接続するデータロガーだ。2Gのモバイル通信が可能で、走行中のデータなどもリアルタイムで送信することができる。GPSも内蔵しているので、位置情報もとれるので、プローブカーなどはこれで簡単に実現できる。無線通信はGSMとのことだが、走行データならそほれど帯域を必要としないし、あちこち移動する車の場合、エリアの広い2Gのほうが都合がよい。こちらも日本での発売は未定だ。

なお、先頃発表されたアウディ『A3』にもWi-Fiスポット機能が搭載された。日本はスマートフォンがどこでもつながるので、ニーズはないという意見もあるかと思うが、IoT、ビッグデータ、次世代カーテレマティクスといった分野を考えると、車ごとの車内Wi-Fiの可能性も注目したい。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る