マツダおよびマツダ関連企業6社は、10月3日、4日にポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催される「からくり改善くふう展2013」に知恵と工夫を凝らした17作品を出品する。
からくり改善くふう展は、製造現場での「お金をかけない、創造性に優れた、楽しい作業改善」を広く発表する場として、1994年より「日本プラントメンテナンス協会」主催で開催されており、マツダは2000年、マツダ関連企業は2007年より参加している。
マツダは、2002年より「からくり改善道場」と名付けた育成プロジェクトを、本社工場および防府工場で、部門横断的に展開するなど、従業員のアイデアを活用した改善活動を積極的に行っており、従業員のモチベーション向上や作業の効率化、コスト削減を推進している。さらに2006年からは、マツダ関連企業の改善活動の一環として「J-ABCからくり改善道場」を開催し、マツダグループ全体の取り組みに発展させている。
今回、本社工場からは、クランクシャフトを搬送時のコンベアの動力で回転させながら、必要な部分に防錆油を自動的に塗布する「もみじまんじゅう式ピアノ」など7作品、防府工場からは、ボルトの締付治具内にボルト起こし機能を追加し、仮締め付けから本締め付けまでを自動化する「ボルト締付じょ~ず」など4作品、関連企業からは、成形品をスライダーで自重下降させることで、2つ同時に検査することができる「ニコいちトランスポート」など6作品、計17作品を出展する。