日本通運、インドネシアで配達2日短縮、航空輸送サービス

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日本通運は、子会社のインドネシア日本通運がジャカルタで迅速な輸入通関・配達を実現する航空輸送商品「NEXSAO-SKY JIT JAKARTA」を、シンガポール、タイ・バンコク発の貨物を対象に販売を開始した。

ジャカルタのメイン空港であるスカルノ・ハッタ国際空港は、インドネシアの急速な経済成長に伴って、取扱貨物量が急増している。空港保税施設による到着貨物の荷役業務が追いついておらず、輸入貨物の滞留が常態化している。現行、同空港到着から配達までに3~5日の日数を要している。

インドネシア日通では、同市近郊のハリム・ペルダナクスマ国際空港を利用し、貨物が空港に到着した同日、専任スタッフが輸入許可済み貨物を引き取る運用体制を確立した。これにより、ジャカルタに到着した貨物を1~3日で届けることが可能となり、従来と比べて2日短縮できた。

また、ジャカルタまでの航空輸送は、シンガポールからの貨物専用便を利用しており、シンガポールのほか、タイ・バンコクでも貨物を受託することが可能。自動車用部品などのジャカルタ近郊工業団地向けの緊急輸送ニーズにも対応する。

同空港は日系メーカー生産拠点の集積する西ジャワ州に隣接しているため、渋滞の慢性化するジャカルタ市街地を通らずに、日系各社工場までジャスト・イン・タイム(JIT)で貨物を輸送できる。

今後も受託地の拡大を図り、世界各地からの貨物を同社シンガポール拠点(ハイスピード・ロジスティクスセンター)に集約し、確実な積み替え作業とモニタリングを行い、ジャカルタまで輸送するサービスを拡充する。

《レスポンス編集部》

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