エアバスは10月4日、バージニア州アショバーンにあるエアバスの部品センターが、A300のフラップをペンシルバニア州立大学のエンジニアリングに寄付したことを発表した。
エアバスはペンシルバニアの大学の公園で、表示価格90万ドル以上の価値を持つほぼ新品のA300航空機のフラップを、航空学及び航空宇宙科学プログラムに所属する大学生と大学院生に手渡した。
ペンシルバニア州立大学は、このフラップを主に航空宇宙構造学のコースで使用することとなる。学習プランはフラップの内部に歪みゲージをインストールし、フラップの各所に負担を与えることで、内部リブとフラップの構造の歪みを計測する。
生徒達は構造のデザインを研究すると共に、それがどのように変形すべきかを予測する為のモデルを開発し、その後実際のフラップに負担を与えて彼等の立てた仮説がどれほど近いかを検証する予定だ。