輸入ハイブリッド車、優遇終了で値上げか マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシアでは、ハイブリッド車を対象とした輸入・物品税の免除措置が今年末で終了するが、連邦政府が措置の実施が継続されない限り、ハイブリッド車の価格上昇に繋がるとの指摘が出ている。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが報じた。

関係筋によると、政府は国内組立生産(CKD)のハイブリッド車向けの免税措置は継続し、輸入完成車(CBU)のハイブリッド車向けの措置は延長しないと予想されている。政府は、マレーシアにおける低燃費自動車(EEV)事業の活性化を目指している。

そのため、ホンダ・マレーシアやUMWトヨタ・モーターなどがハイブリッドモデルの値上げを行う可能性もあるという。ホンダ・マレーシアは「ジャズ・ハイブリッド」をマラッカ州で組み立てている。

マレーシア自動車協会(MAA)の発表によると、2011年度予算でハイブリッド車向けの優遇措置が導入される前の、2010年のハイブリッド車の販売台数は322台だったが、2011年には8,403台に飛躍的に伸びた。2012年には1万5,355台にまで増加し、市場にはより多くのハイブリッドモデルが出回っている。

千田真理子

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