ブルサマレーシア、10月7日から金先物取引を開始

エマージング・マーケット 東南アジア

ブルサ・マレーシア・デリバティブスのチョン・キムセン最高経営責任者(CEO)は、10月7日から金(きん)先物取引を開始すると発表した。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが報じた。

ブルサではリンギ建ての金先物の取引を行う。ロンドン市場のAMフィックス価格(米ドル)に合わせて現金決済で行う。

コントラクトサイズは100グラムからで、投資家は少量からの取引が可能となる。チョンCEOは、マレーシアは文化的に金の取引が盛んで、金先物取引に関心のある人が全て参加できる仕組みとなっていると説明した。

貴金属業者やメーカーなどが、在庫のリスク軽減や投資目的で金先物取引を積極的に行うことが予想されている。金取引は透明性が高い。マレーシアでは金の延べ棒への投資や、金投資口座を利用した投資が一般的となっている。

金のサプライヤーによると、金の世界的な取引価格は1オンスあたり1450米ドル程度から、年末には1250米ドル程度にまで下がると予想されている。

貴金属・宝石業者協会は、金先物取引の開始を歓迎すると表明。金の取引価格は不安定であり、先物取引は魅力的なものであるとした。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  3. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  4. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  5. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
  6. 三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  7. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  8. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  9. 日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
  10. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る