インディカーは10月7日、ヒューストン市街地コースで行われたレースの最終ラップでスライドした佐藤琢磨の車に接触し、車が宙を舞ってフェンスに激突するという事故に巻き込まれたダリオ・フランキッティが、骨折した足の手術を行った事を発表した。
フランキッティは、手術を必要としない2箇所の背骨の骨折と、脳震盪を起こしていると診断されている。彼は数日間ヒューストンの病院に留まり、その後インディアナポリスに転送されてからさらなる検査と診断を受けることとなる。
フランキッティの他にも1人のインディカーのオフィシャルと2人の観客が、地元の病院で治療を受けた。
「お見舞いの言葉をくれた全ての人達に感謝します。僕にとって多くの意味を持っています。またこの事故に巻き込まれたファン達に、よろしくお伝え願いたいと思い、皆が無事なことを望んでいます」とフランキッティは心配するファンや怪我をした人達にメッセージを送った。
彼はレースの最終ラップの第5ターンで、テールをスライドさせた琢磨の車に接触、車は大きく宙を舞いながらフェンスに激突した。ボディーやパーツ、フェンスの破片などが観客席に飛び込んだ。佐藤琢磨と後から接触したE.J.ヴィソ、そして11名の観客は、それぞれ現場において診断を受けた後に開放されている。