トヨタ、15年市販のFCVを試乗公開
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特設の試乗会場は、直線コースで80m程度と狭隘だったが、モーターによるパワフルな加速性能と静粛性は十分確認できた。開発を担当している製品企画本部の野正斉主幹によると、サスペンションやアンダーボディーは専用設計による最終仕様という。
ただ、外観はカムフラージュしているものの「市販車はこれとは全く異なるデザインになる」そうだ。東京モーターショーへの参考出品で、ほぼ最終仕様のデザインを提示する予定。2011年の東京モーターショーに出品したコンセプトモデルとも異なるものになるという。また、小木曽聡常務役員はコストについて「FCシステムは500万円を切るところをめざしている。オフィシャルには車両としては1000万円を切るレベルと言っているが、これも(実現は)結構大変なレベル」と話した。
《池原照雄》