【ITS世界会議13】トヨタ自動運転技術「2010年代の半ばには出せる技術」

自動車 テクノロジー ITS
トヨタ自動運転技術AHDA
トヨタ自動運転技術AHDA 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車は10月11日、高速道路での安全運転を支援する自動運転システムを開発し、2010年代半ばを目標に実用化すると発表した。

「オートメイテッド ハイウェイ ドライビング アシスト(AHDA)」と名付けたこのシステムは、先行する車両の速度やブレーキなどの情報を無線通信することで自動追従走行するとともに、カメラやミリ波レーダーで白線などを検出することでカーブなどでも最適なラインで走行できるようハンドル操作や速度を自動調整する仕組み。

ただ高速道路本線への合流や追い越しなど車線変更を伴う走行には対応していない。開発を手がける製品企画本部安全技術部の葛巻清吾主査は「当然研究部門の中では色々やっているが、今回のシステムは2010年代の半ばには出せる技術。だから構成も既存の車に搭載しているものと大きくは変わっていない。ある意味、ソフトだけでやっていけるレベル」と語る。

その上で「将来の話をすると『何もしなくていい』の世界になるが、2~3年先だったら、どこまでやるかということだと思う。いきなり何もかもというようにすると導入のコストも上がるし、実用化からはどんどん遅れていく。それに受け入れる側のハードルも上がってしまう。まずはやれるところから」と強調する。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る