今週末にカリフォルニア州フォンタナのオートクラブ・スピードウェイで行われるシリーズ最終戦に向け、25ポイントの差でチャンピオンシップをリードするスコット・ディクソンが、現在の心境を語った。
質問:「フォンタナにおいて5位以上でフィニッシュすることでタイトルが手に入りますが、チャンピオンシップでリードをしたことで最終戦へのアプローチが変わりましたか?」
ディクソン:「これまで僕達がレースの週末にアプローチする典型的なやり方を踏襲し、勝利することにフォーカスする。もし僕達がそれを達成すれば、チャンピオンシップの物語はただ進むに任せることができる。でも、それはタフな状況となるだろう。エリオとシボレーは、9月24日のここでのテストで速かった。シボレーはこれらの大きなサーキットで、とても速いことを証明しているからね」
質問:「インディカーのドライバーは瀬戸際でレースをすることに慣れていますが、そのことは残り1レースという状況で助けとなりますか?」
ディクソン:「インディカーのドライバーは他の皆よりもプレッシャーを良く扱うことができると思う。しかし一度レースでのこのレベルまで到達すると、誰もがこれまでのキャリアで多くのことを達成しているはずだ。僕の見解は、レースで完全な満足感を得るには最高の準備を行い、自分の力の100パーセントを発揮し、できる可能性のあることを全て行うことだ。この状況にいる全ての人達は同じだろうと思うね」
質問:「それではあなたがこれから直面するようなストレスを扱うどのような魔法も無いということでしょうか?」
ディクソン:「レースの中で、『よし。僕は今ここにいて、エリオはあそこにいる』などと考え続けることはできない。心をクリアにキープしなければならないんだ。そうすることによって、タフな状況の中で良い決断をすることができる。自分自身に多くのプレッシャーをかけないようにして、自分にできる最高のことを行い、過剰な分析をし過ぎないことが肝心だと思うよ」