ベントレー『フライングスパー』のデリバリーが日本でも開始された。年内納車は60台くらいが予定されているという。
先代フライングスパーの反省から、新型は後席の居住性を大幅に向上させた。「この理由で、フライングスパーを購入しなかったというユーザーを掘り起こさなければいけないので、ディーラーは一生懸命声掛けをして、乗ってもらうように勧めている」と話すのは、ベントレーモータースジャパンPR/マーケティングマネージャーの横倉典さん。
さらに、メルセデスベンツ『Sクラス』がモデルチェンジをしたことで、ユーザーに(買い替えなどの)動きが出るのではと期待を話す。また、消費税の駆け込み需要も見込まれる。ただし、「機械的に優れた快適性を作り出すメルセデスに対して、ベントレーは老舗の味。ベントレーっぽい、イギリス車っぽい乗り味」だとし、台数そのものよりも、そういった乗り味を好んでくれるユーザーを探したいと述べる。
ベントレー・ジャパンの昨年のセールスは190台だった。今年は3割増しくらいの250台から300台の間だと横倉さん。「去年はフライングスパーがない状態で190台だったので、今年はその分が追加されての我々の見込みだ」と語った。