マレーシアの首都・クアラルンプールの公共交通事業者、ラピッドKLを保有する国営企業Prasaranaは10月15日、現在2両編成で運転しているモノレールに4両編成の新車12本を2014年内に導入すると発表した。
クアラルンプールのモノレールはKLモノレールと呼ばれ、全長8.6km、全11駅の1路線。マレーシアのスコミ(Scomi)が製造した2両編成の車両12本で運行されているが、利用者数は1日7万人を超え、ほぼ輸送力の限界に達している。
4両編成の新車は現在の車両と同じスコミ製。編成両数の増加により、輸送力は現在のほぼ倍となる。新車の導入にあたり、信号システムの更新や駅ホームの延伸、可動式ホーム柵の設置なども実施。駅施設の工事は85%が完了しているという。新車は2014年初頭から順次納入される予定となっている。
過去の報道では、新車投入後は現在の2両編成の車両は営業運転から退き、予備車になるとされている。