インドからの旅客が激減、ルピー安と関税導入で

エマージング・マーケット インド・南アジア

インドからの旅行者が激減している。対シンガポールドル相場でインド・ルピーが下落し、またインド当局が、旅行者が海外から持ち込んだテレビ受像機に関税を導入したためで、半年前と比べ80%も顧客が減少した旅行業者がある。

ラグジュアリー・ツアーズ・アンド・トラベルのツアーパックを利用するインド人旅行者は、以前は月3,000人ほどいたが、現在は2,000人。

リー取締役によると、インド人は旅行好きで、週末ごとに来る客もいたが、ルピー安でシンガポールは価格競争力が低下しており、欧州などに客を奪われているという。4月の外為相場は1Sドル(約79円)=44.15ルピー(約70円)だったが、最近は49.7ルピー(約79円)と大幅なルピー安だ。

インド人旅行者はシンガポールで家電を購入するのが常だった。昨年、旅行者がインドに持ち帰った免税テレビは100万台超。こうした事態を憂慮したインド税関は8月、国外から持ち帰ったフラットスクリーンの免税テレビに38%の関税を導入した。

ツアーガイドのシャンティ・デビさんは以前、月10~15件のグループツアーをこなしていたが、現在は1~3件に落ち込んでいるという。

一方、Sドル高でインドを訪問するシンガポール人旅行者は増加している。

インドからの旅客が激減、ルピー安と関税導入で[ニュース|AsiaX News]

《編集部》

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