【ITS世界会議13】自社技術を統合するシミュレーターで新技術を体験…アイシン

自動車 テクノロジー ITS
6軸制御のシミュレーター
6軸制御のシミュレーター 全 6 枚 拡大写真

アイシンのブースには、ゲーム機のようなシミュレーターが3台設置されている。そのうち1台は6軸制御が可能な、まさにゲーム機のようなマシンだ。これで自社製品の技術や次世代カーのコンセプトを体験してもらおうという趣向だ。

【画像全6枚】

シミュレーターのプログラムは「SEAMLESS」「SAFETY」「EXCITING」に分かれており、同社のドライビングモニターシステムとHUDによる次世代運転支援システムや自動運転支援、自動ブレーキシステムなどのアクティブセーフティを実装した車が、どのようなものか疑似体験できる。

シミュレーターでは、テレマティクスやITSを利用したHUDによるルートガイド、駐車場検索、自動駐車といった機能が体験できる。シートに座ると、簡単な操作説明ののち、アクセルを踏むと車が発進する。HUDでは道路情報、渋滞情報、ルートガイドの矢印などが表示される。ゲリラ豪雨の情報なども提供され、雨の中の走行では、見えにくくなった車線表示や案内標識もHUDで表示してくれる。夜間・雨天は白線が非常に見えにくいので、このアシストはありがたいかもしれない。

また、ドライバーの視点もカメラで認識しており、わき見をしていると警告してくれたり、ブレーキアシストなども体験できる。当然、6軸制御が可能な1台では、右折・左折・ブレーキ・後退などよりリアルな体験が可能だ。

各種自動運転やインフラ協調型ITSなどは、ニュースなどで情報は得られても試乗したり体験することは難しい。便利になるだろうということは理屈で理解しても、実際にどうなのか、というのは自分で経験してみないとわからないだろう。このようなシミュレーターがあるだけでも、路車間ITSで提供される情報とカーナビの違い、自動駐車や自動運転支援の理解が進むと思われる。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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