旭硝子の自動車用ガラス、米国皮膚がん財団の認証を取得

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旭硝子・UVベール プレミアムシリーズ
旭硝子・UVベール プレミアムシリーズ 全 2 枚 拡大写真
AGC(旭硝子)は10月22日、紫外線(UV)を約99%カットする自動車用強化ガラス「UVベール プレミアムシリーズ」と自動車用合わせガラス「ラミセーフ」の2製品について、米国の皮膚がん財団の認証を取得したと発表した。

米国の皮膚がん財団は、皮膚がんに関する教育、予防、早期発見および治療に積極的に取り組んできた権威ある組織。同財団によれば、米国における皮膚がんの患者数は毎年200万人以上であり、症例は350万件を上回っている。

今回の認証取得に対して皮膚がん財団会長のペリー・ロビンズ氏は、「私たちは日頃から自動車を使うことが多く、車内における紫外線対策はたいへん重要だ。衣服による紫外線の遮蔽、UVカットサングラスの着用などの対策に加え、UVカットガラスは紫外線対策の有効な手段となる」と述べている。

今回認証を取得した2製品は、紫外線をガラス単体で約99%カットする性能を持ち、国内外で多くの自動車に採用されている。高性能コーティング膜により世界で初めて紫外線カット率約99%を実現した自動車用強化ガラス「UVベール プレミアムシリーズ」は、2010年12月に日本で発売し、運転席および助手席の日焼け対策としてサイドガラスを中心に採用が進んでいる。

また、紫外線をカットする樹脂膜を2枚のガラスで挟み込んだ自動車用合わせガラス「ラミセーフ」は、割れた際に破片が飛び散りにくく、衝撃物が貫通しにくい特徴がある。同製品は自動車のフロントガラスやドアガラスに世界で広く採用されており、今後も多くの車種への採用を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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