レクサスが2013年7月、米国市場へ投入した新型『IS』。同車に対して、米国の有力消費者誌が厳しい評価を下していたことが分かった。
これは『コンシューマーリポート』誌が、最新の12月号(11月5日発売予定)の内容予告として明らかにしたもの。新型レクサスISを同誌がテストした結果、「消費者に推薦しない」と評価している。
コンシューマーリポート誌では、2.5リットルV6搭載の新型ISの「IS250」グレードを購入。3.5リットルV6の「IS350」ではないのは、米国ではIS250が売れ筋グレードであるという理由から。また、同誌は人気オプションの4WDを選択した。
IS250・4WDに対する同誌の評価では、「加速のパンチ力に欠ける」と指摘。燃費に関しても、「実走行で21マイル/ガロン(約8.9km/リットル)には失望」と評価した。
また、ハンドリングに関しては、「洗練さが足りない」とコメント。静粛性については、「ロードノイズが大きい」、乗り心地も「いまひとつ」と手厳しい。さらに室内空間に関しては、「スポーツセダンの平均レベルと比較して、非常に狭い」と評価。「我々のテスターは、IS250をスポーティでもないし、ラグジュアリーでもないと判断した」と説明する。
そして、同誌は「我々はIS250を、消費者に推薦しない」と結論づけた。「ここ数年のレクサスセダンのテストスコアの中で最低。BMW、メルセデスベンツ、リンカーン、ボルボなどの競合車よりも、評価は低い」と述べている。