日産自動車とその高級車ブランド、インフィニティが米国市場で販売したSUV。同車が、リコール(回収・無償修理)を実施することが分かった。
これは、NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。日産『パスファインダー』とインフィニティ『JX35』/『QX60』の3車種に関して、北米日産から、リコールの届け出を受けたと発表している。
今回のリコールは、ABSの不具合が要因。NHTSAによると、荒れた路面でブレーキを踏んだ際、ABSのブレーキ圧ソフトウェアの不具合で、制動距離が伸び、事故につながる恐れがあるという。
対象となるのは、2013-2014年モデルの日産パスファインダー(2012年4月から2013年9月にかけて生産)と、2013年モデルのインフィニティJX35(2011年9月から2013年1月にかけて生産)と、JX35の後継車の2014年型QX60(2013年1月から9月にかけて生産)の3車種。米国で販売された合計でおよそ15万1000台が該当する。
北米日産は、対象車を保有する顧客に連絡。販売店でABSのプログラムを書き換えるリコール作業を行う計画だ。