国交省、漁船にAISの普及を促進するため関係省庁と検討を開始

船舶 行政

国土交通省は、2012年9月に宮城県金華山東方沖約930kmで発生した、パナマ籍貨物船「NIKKEI TIGER」と漁船「堀栄丸」が衝突した事故を受けて、事故防止のための施策をまとめた。

2012年9月24日、宮城県金華山東方沖約930kmの太平洋上で、NIKKEI TIGERと堀栄丸が衝突し、堀栄丸の乗組員13人が行方不明となり、後日、死亡が確認される事故が発生した。

事故を調査した運輸安全委員会は、国土交通大臣に対してAIS(船舶自動識別装置)未搭載の外洋での操業や航行を行う漁船について、AISの有用性の周知と早期普及を図る施策を検討するよう意見した。また、海運事業者に対して、衝突事故防止のため、運輸安全委員会の船舶事故ハザードマップなどから漁船の操業状況を入手し活用するよう国交省が指導することも求めた。

これを受けて国交省は、関係省庁である水産庁、総務省、海上保安庁と連携しながら、指摘されたAISの早期普及策について、関係省庁検討会を設置し、検討を進め、対策を取りまとめる。

更に日本船主協会、日本内航海運組合総連合会に対して、各海事事業者が、運輸安全委員会の船舶事故ハザードマップなどから、船舶が航行する海域で漁船の操業状況について情報を入手し、衝突事故の防止に活用するよう通達を出し、指導することも決めた。

《レスポンス編集部》

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