コマツ中間期決算、インドネシアの鉱山機械など低迷で営業減益

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コマツが発表した2013年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比0.6%減の9251億円、減収となった。

建設機械・車両部門は、一般建設機械分野では地域差があるものの、全体需要はほぼ前年並みに推移した。しかし、鉱山機械分野では資源価格が回復せず、需要が低調に推移した結果、減収となった。産業機械他部門は、自動車業界向けを中心に工作機械、板金鍛圧機械の販売数量が伸長したことから、売上げは増加し、全体の売上高は小幅な減収にとどまった。

営業利益は、為替差益などがあったものの、主にインドネシア向けを中心とした鉱山機械の販売が低迷したことから同2.1%減の1089億円だった。

税引前四半期純利益が同6.7%増の1124億円と増益だった。当期純利益は同19.2%増の788億円となった。

通期業績見通しは、資源価格の低迷による鉱山向けの機械需要が中南米、オセアニア、インドネシアを中心としたアジアなどで期初想定を大きく下回る水準で推移していることから下方修正した。売上高は前回予想より1900億円マイナスの1兆8600億円となる見通し。

収益でも、建設機械・車両部門での販売数量の減少に加え、産業機械他部門では需要が低迷しているワイヤーソーの在庫の将来リスクに対する損失などを見込む。このため営業利益は、前回予想から950億円マイナスの2100億円、経常利益が880億円マイナスの2090億円に下方修正した。

最終利益は1840億円を予想していたが、1360億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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