欧州『Gaia』衛星 新たな打ち上げ予定日は12月20日

宇宙 科学
欧州『Gaia』衛星 新たな打ち上げ予定日は12月20日
欧州『Gaia』衛星 新たな打ち上げ予定日は12月20日 全 2 枚 拡大写真

アリアンスペース社およびESA 欧州宇宙機関は、11月の予定日から延期されていた位置天文衛星『Gaia(ガイア)』の打ち上げを2013年12月20日と発表した。

位置天文衛星Gaiaは、天の川銀河の天体の詳細なカタログを作成する目的で打ち上げられる天文衛星。2013年の打ち上げから約5年半のミッション期間を予定しており、100億個の天体の位置と速度、明るさ、温度、組成や運動を観測、銀河の3Dマップを作製することを目的としている。1997年にリリースされた、同じく欧州の位置天文衛星『ヒッパルコス』観測データによる「ヒッパルコス」カタログを更新し、位置精度を高めることを目的としている。小惑星、系外惑星、褐色矮星、超新星、クェーサーなど新たな天体の発見も見込まれている。更新された天体カタログ(星表)は、ミッション終了から約3年ほど、2021年ごろに発表される予定だ。

Gaia打ち上げは当初、11月20日に予定されていたが、打ち上げ射場、仏領ギアナのギアナ宇宙センターでの作業中に通信機の不具合が見つかり、10月23日に打ち上げ延期が発表されていた。延期後の打ち上げウインドウは2013年12月17日から2014年1月5日とされていたが、このほど12月20日に決定し、ソユーズロケットVS06号機でギアナ宇宙センターから打ち上げられる。

《秋山 文野》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る