ANAホールディングス、売上高は過去最高ながら燃料油高騰で大幅減益…2013年9月中間決算

航空 企業動向

ANAホールディングスが発表した2013年9月中間決算は、営業利益が航空機事業のコスト増加で、前年同期比42.5%減の433億円と大幅減益となった。

航空事業は、ボーイング787型機の定期便運航を6月から再開したが、運航停止の影響で、路線の拡張計画、一部の路線への機材展開に遅れが出た。また、事業規模の拡大に伴う費用増に加え、費用の約25%を占める燃油費が円安影響により前年同期比で約25%増加した。

堅調なビジネス需要とプレジャー需要を着実に取り込んだ結果、航空事業の旅客数、収入ともに伸びたことから、全体の売上高は同5.9%増の7976億円と過去最高となった。

しかし、燃料コスト上昇などの経費アップで収益が悪化した。経常利益は同49.7%減の318億円、当期純利益が同45.7%減の200億円となった。

通期業績見通しでは、国内線で他航空会社、地上交通機関との競争激化により単価が下落していること、国際線はボーイング787の運航停止影響により路線の拡張計画と機材展開が遅れたほか、中国路線での日本発プレジャー需要の回復が遅れていることから売上高は当初予想より300億円マイナスの1兆5800億円に下方修正した。

収益も燃料コスト上昇などから営業利益は前回予想から500億円マイナスの600億円、経常利益が500億円マイナスの300億円、当期純利益が300億円マイナスの150億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  2. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  3. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  4. 日産版の三菱アウトランダー!? 北米発表に「まんまやんけ!!」「かっこよ!」など日本のファンからも反響
  5. 日産の新型セダンが「コスパ最強」と話題に! モビショーで公開後「リーフの半額!」「どうして日本では…」など反響続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る