ボーイングは10月30日、12番目に生産された『P-8Aポセイドン』航空機を、米海軍の長距離レンジ海洋パトロール機能を強化する為、予定通りに納入したことを発表した。
このP-8Aはシアトルにあるボーイングの飛行場を飛び立ち、他のポセイドン航空機が米海軍のクルーを訓練する為に使用されている、フロリダ州ジャクソンビルの海軍航空ステーションに合流した。
「これは2013年度の最後から2機目のP-8Aの納入であり、プログラムは全てのコストとスケジュールにおける達成をもたらしている。我々が生産を強化し、プランを実行すると共に、米海軍は来るべき月々にP-8編隊の最初の派遣の準備にかかっている」とボーイングの副社長及びP-8プログラム管理者であるリック・ヒーアット氏は語った。
ボーイングは2011年と2012年、2013年に受領した4つのLRIP契約の一部として、37機の『P-8A』航空機を製造する契約下にある。米海軍はボーイングの『ネクスト・ジェネレーション737-800』を基盤とした、117機のP-8Aを購入する計画を立てている。この多目的のマルチミッション航空機は、対潜水艦戦闘や対海上戦闘、情報や監視、索敵機能を提供し、現在の米海軍のP-3編隊と入れ替えられることとなる。