マレーシア、来年の昇給率は平均5.7%=タワーズワトソン

エマージング・マーケット 東南アジア

人材仲介タワーズ・ワトソンは10月30日、「2013年一般産業トータル報酬調査」を発表、2014年に企業が予定している昇給率の平均を5.7%となると予想した。

2013年度の5.3%より高い昇給率となることが見込まれている。調査は、350社を対象に行われた。

離職率は2012年の12.3%から2013年には13.2%に上昇した。製造業やビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)、コングロマリット、金融サービス産業では離職率が高く、それぞれ24%、14%、19%、13%となった。

離職率が上昇した要因として、タワーズ・ワトソンは世界経済の先行きが不透明であるにも関わらず、従業員は経済が安定すると見込んでいることを挙げた。また企業が従業員のための価値提案(EPV)を改善させる動きを進めており、高い給与を提供するなどして才能ある人材を誘致していることも離職率を押し上げているという。

広瀬やよい

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