【東京モーターショー13】三菱自動車、次期型パジェロ示唆するPHEVコンセプトに次世代情報システム搭載

自動車 ニューモデル モーターショー
タッチスクリーン式大型インターフェイス「タクティカルテーブル」
タッチスクリーン式大型インターフェイス「タクティカルテーブル」 全 30 枚 拡大写真
11月20日よりプレスデーが開幕する第43回東京モーターショーにおいて、三菱自動車は「@earth TECHNOLOGY」をテーマに、SUVの機能性・安心感を象徴する最先端の次世代テクノロジーを打ち出すことを明らかにした。

ショーには、世界初披露となるコンセプトカーが3台登場する。『Concept GC - PHEV』『Concept XR - PHEV』そして『Concept AR』だ。スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車『eKスペース』も、この場でお披露目される予定だ。


◆コネクテッドカー技術をアレンジする理由は

3台に共通し注目すべき点は次世代の情報システムを活用したコネクテッドカー技術。主な機能は2点あり、危険を察知して安全機能を的確に作動させるシステムと故障や異常を早期に発見して修理やメンテナンスを促すシステムだ。

三菱が独自性を打ち出しているのは、予防安全技術「e-Assist」との連携。コネクテッドカーと「e-Assist」連携により前方支援・後方支援・斜後方死角支援が可能となる。


◆仲間とつながる 新たなコミュニケーションの誕生

安全機能だけではなく、「タクティカルテーブル」によって車内で情報のやりとりが可能となるのも特徴だ。

室内中央にレイアウトされた「タッチスクリーン型大型インターフェース」は、情報を受信するだけでなく、乗員が持ち寄ったドライブ情報を集めることができるというもので、スマートフォンをテーブルに置くだけで情報が収集される。オリジナルマップやドライブプランを造り、さらにその情報を外部と車載通信機で送信し、共有することも可能だ。

三菱自動車が掲げる「drive@earth」には「地球を走る・地球と生きる」という同社の環境コミットと姿勢が込められているが、具体的には同社におけるPHEVやEVなどの電動自動車の生産比率を2020年までに20%以上を目指している。今回のショーで初出展される車両は、『パジェロ』や『RVR』といった主力車種の次世代モデルを示唆するものとされており、電動車両生産比率20%達成に向けた踏み台と捉えることができるだろう。

《北原 梨津子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  3. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  4. 「かっこよすぎて悶える」ホンダ『プレリュード』レーシングカー公開!SNSでは「来年が楽しみ」と活躍に期待
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る