JFE商事は1日、サバ州コタキナバルにおいて生ヤシガラ(PKS)販売会社を設立したと発表した。
販売会社名は、JSバイオマス・リソーシズで現地パートナー企業のブロッサム・バイオ・エナジーと集荷業務で提携し、集荷ヤード運営を通じ、PKSを安定供給できる体制を整え、日本向けを主体としたPKSの輸出販売を行う。
JFE商事はバイオマス燃料としてPKSに着目し、2010年よりサバ州において集荷ヤードを設け事業可否の検討をしてきた。マレーシアにおいて2012年7月に再生可能エネルギー固定価格買取制度が施行されたことで、バイオマスの発電事業者による需要が増大し、商業化のめどがついたことから販売会社設立を決定した。
同社は、鉄鋼原料である鉄スクラップ、アルミスクラップのリサイクル事業に取り組んできたが、今後はバイオマス燃料にも注力し循環型社会の実現に向けて取り組んで行く方針だ。