西武池袋線の石神井公園~大泉学園間、11月24日から下り線のみ高架化

鉄道 企業動向
写真は大泉学園駅から見た石神井公園方の線路。左側から仮上り線、仮下り線、高架下り線が並んでおり、今回は仮下り線を高架下り線に切り替える。
写真は大泉学園駅から見た石神井公園方の線路。左側から仮上り線、仮下り線、高架下り線が並んでおり、今回は仮下り線を高架下り線に切り替える。 全 4 枚 拡大写真

西武鉄道は11月7日、池袋線の練馬高野台~大泉学園間で実施している連続立体交差事業(連立事業)について、11月24日の初列車から石神井公園~大泉学園間の下り線を高架線に切り替えると発表した。

この連立事業は東京都が事業主体となり、道路整備の一環として実施している都市計画事業。練馬高野台駅付近から石神井公園駅を経て大泉学園駅付近までの約2.4kmを高架化し、9か所の踏切を解消する。このうち練馬高野台付近~石神井公園付近間の約1.2kmは、複々線化事業もあわせて実施されている。総事業費は約474億円で、このうち国と東京都、練馬区が約285億円、西武鉄道が約189億円を、それぞれ負担する。

練馬高野台付近~石神井公園付近間は、2012年11月までに高架化と複々線化が完了して6か所の踏切が解消されており、現在は石神井公園駅付近から大泉学園駅付近までの約1.2kmで高架化工事が進められている。今回は下り線のみの高架化となるが、これにより3か所の踏切で遮断時間が約4割減少するほか、線路と踏切の交差部分の長さも4~5m短くなり、交通渋滞の緩和が見込まれる。

下り線の切替後は上り線高架橋の工事を引き続き進める。関連側道の整備などを含む全体の事業期間は2014年度までを予定している。

《草町義和》

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